【閑話休題】
[記事配信時刻:2016-05-20 16:22:00]
【閑話休題】第419回・続子供は天才である。
▼正直「手抜き」です。ネタ切れ続きということもあり、一応先日、好評だったので、続編にした。腹筋崩壊、脳筋崩壊疑い無しの傑作篇だ。前回に引き続き、小中学生の珍回答に、われわれは日本の将来への希望と落胆を覚える。
▼たくさん。
これは質問の意味を、完全に取り違えているのか、それとも確信犯で悔し紛れのなせるわざか。
▼みじんこ。
言葉を知らないということは恐ろしいが、ただ知らなかっただけなら、期せずして実にユーモラスだ。
▼・・・
まあ、気持ちはわかります。
▼おしょく。
この子は、まだ社会の汚れに染まっていないということか。いや、汚職という言葉を知らなかったとして、お食事券も、しょせんその裏側にあるものだとすれば、鋭いところを衝いているか、だ。
▼いのり。
妙に、せつなくなるような、不思議な後味の回答である。
▼正解。
わたしはこれは正解だと思う。
▼めす。
小学生と思うが、こういう子の顔を見てみたい。どういう子が、どういう感覚で「めす」と書くのか、知りたい。
▼意表をつく。
なかなか、意表をついたユーモアである。この子の将来は面白そうだ。
▼完全に取り違え。
これは、おそらく完全に、質問の意味を取り違えているのだろう。と思いたい。
▼英語が不得意。
ということなのだろう。必死の抵抗の様子が見える。
@a
▼語彙力不足。
やはり、本を読まなくなったということだろう。
@b
▼先生に軍配。
ここは、先生のほうが正しい。かつて、都市伝説となったが、就職活動でサッポロビールを企業訪問をした大学生が、「君が当社を希望する理由は?」と聞かれて、「男は黙ってサッポロビール」と言って、合格したというのがあった。それを真似した学生は、落ちたというオチがついている都市伝説だが、これに近い。
@c
▼おしゃれ。
この子は、かなりお洒落な感覚を持ち合わせているようだ。
@d
▼なんともいえない。
まんまである。なんとも、微笑ましいというか。言いようのない可愛さに溢れている。
@e
▼苦し紛れ。
珍回答には、多くこうした苦し紛れのものが多い。人間、追い詰められると、才能を発揮するという良い例だ。
@f
▼苦し紛れ、その2。
これもそうである。
@g
▼苦し紛れ、その3。
いくらでも出て来る。人間の脳は、無限の可能性を秘めているようだ。
@h
▼最高傑作。
これは、一連の中では、わたしは最高傑作だと思う。その通りだとわたしも信じる。非常に知的で批判精神に満ちている。
@i
▼逆転の発想。
子供の珍回答は、いろんなことを教えてくれる。発想を逆転させるということは、こういうことだ。
@j
▼ポカ。
これは、ただの意味の取り違えだろう。
@k
だいたい、こういうものをシリーズで紹介していくと、だんだんと新鮮味が無くなるものだが、子供たちの発想(それが、意図的なものにせよ、ねらっていないにせよ)が、実に柔軟で、意表を衝くものが多いということだ。
▼さすがに、ゆとり教育以降(たまたま、ゲーム普及と重なって)、日本人の語彙力、文章力、読解力が極端に落ちたということは、間違いないところだろう。が、その代わりに得ているものも、広大無辺である。なにを取って、なにを失うかというだけのことだろう。
▼失うものが大きければ、得るものが比較にならないほど大きければよいのだ。大人からみれば、子供はいつも「今のわかいやつらは」といいたくなる存在なのだ。しかし、それは永遠にそうなのだ。そのたびに、子供たちは、次の時代をつくってきたというのも事実である。
増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長
松川行雄
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