忍者ブログ

増田経済研究所『閑話休題』バックナンバー

【閑話休題】第79回・動物の話

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

【閑話休題】第79回・動物の話

【日刊チャート新聞記事紹介】

[記事配信時刻:2013-06-25 17:30:00]

【閑話休題】第79回・動物の話


▼「猫は狩り、犬は食らう」と言う。霊障(れいしょう=霊的障害)に襲われたとき、猫も犬も主人を守ってくれる。しかし、犬は悪霊を「食って」しまうので、人間の身代わりになって死ぬことが多いそうだ。猫は、習性から狩る。だから、撃退してくれるのだが、形成不利と見ると、ご主人を見捨てて逃げてしまう。意外に頼りにならない。

▼しかし、ときに動物のほうが、よほど節度があると思ったりもする。たとえば狼だが、基本的にその生涯を決まった相手と「つがい」で過ごす。浮気がないのだ。そのヒエラルキーは驚くほど堅固なもので、飢餓に瀕していても、共食いというものがない。これは凄いことだ。共食いをしてはならないという鉄の規律を、人間でさえ破ることがまれにあるというのに。

▼ところで、狼と犬のDNAの違いは1%ほどしかないという。要するに、ほとんど同じなのだ。狼と犬に分岐するとき、人懐っこい性格の狼が人間の家畜となっていき、警戒心の強い狼がそのまま野生で残ったということらしい。シベリアンハスキーなどは、犬の中でもとりわけ人になつきにくいというから、一番狼に近い部類かもしれない。

▼ペンギンもすごい。毎年一回、「同じ相手」と結婚するのだそうだ。アクシデントがあって、その年に巡り会えない場合は新しい相手と結婚するらしいが、その後去年までの相手と再会できると、新しい相手をさっさと捨ててしまう。まあ、もっともこういうのは、節度の話というより、彼らが種を保存するための本能的な習性なのであろうが。

▼世の中ペットが大流行りで、庭があれば私も犬を飼いたいと思っているが、なかなかそうもいかない。だいたい、ペットには金がかかる。餌代だけでも大変だ。ラッコなど見た目はかわいいが、動物園によると、一匹当たりの餌代が年間500万円かかるというのだから一驚する。それはそうだ。ウニ、アワビ、カニといった、高価な魚介類を好んで食べるからコストがかかるわけだ。

▼コアラになると、もっとえらいことになる。ユーカリしか食べないから、年間1000万円もかかる。それだけではない。上には上がいて、一番金がかかるのはジュゴンだという。アマモ(海藻)を1日に30kg食べるが、ほとんど韓国からの輸入のため、年間2000万円かかるのだそうだ。人間の子供一人を家で育てるのに、食事代だけで年間500万から2000万かかるとしたら、誰も子供を産まなくなるだろう。

▼頭の良さという点では、動物もなかなかのものがある。人間特有の機能を持つ代表的な動物には猿、イルカ、犬がいる。猿は道具を使い、イルカは言葉を持ち、犬は夢を見ると言われるが、実はなんとタコもすごいらしい。タコの頭部には1億8千万個もの神経細胞があり、 腕の1本1本にも神経細胞のようなかたまりがあって、頭部の脳と連動しているという。つまり、腕の1本1本に脳があるようなものだ。

▼人間の脳細胞の数を調べてみると、140億個だという。が、しかし、普通の人間はそのうちの3%しか使っていない。天才でも6~7%しか使ってないそうだ。ちなみに、タコは心臓も3つあるというから、これは容易ならざる相手である。

▼もっと驚くことに、動物にも血液型があるそうだ。犬などは9種類もあるが、どうやら人間の血液型とは違う種別のものらしい。鳥も人間のそれとは違う区分があるそうで、話のネタにはならない。しかし、猫の95%、豚の90%がA型、魚類も総じてA型だという。

▼このほか、血液型がほとんど単一であるというものにはカエルがある。一般的なカエルの多くはAB型だと言われているが、トノサマガエルはA型とB型があるそうで、一様ではない。

▼鯨、ゴリラ、亀もほとんどがB型なのだそうだ。これらは何かこう、のっそりしたイメージで好きな感じではない。やはり、動物の血液型にも形質があるのだろうか。確かに、感じは似ている。ちなみに私もB型で、人気アニメのキャラクター、クレヨンしんちゃんと同じである。

増田経済研究所
「日刊チャート新聞」編集長 松川行雄



日刊チャート新聞のコンテンツは増田足のパソコン用ソフト、モバイル用アプリから閲覧可能です。

15日間無料お試しはこちらから
https://secure.masudaasi.com/landing/pre.html?mode=cs
PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。