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増田経済研究所『閑話休題』バックナンバー

【閑話休題】第517回・死語の世界へようこそ

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【閑話休題】第517回・死語の世界へようこそ

【閑話休題】

[記事配信時刻:2018-04-13 16:09:00]

【閑話休題】第517回・死語の世界へようこそ

▼どんどんわたしの世代が使っていた言葉が、死語と化している。そのスピードたるや、恐るべしである。

▼ときに、理不尽な死語化というものもよくあるのだ。たとえば、二人連れのことを、昔は「アベック」と言った。今は、これは死語であり、どちらかというと使ったら恥ずかしいらしいのだ。「カップル」と言わなければならない。

▼べらぼうめ、と思ってしまう。アベックはフランス語だ。Avec toi(アヴェッ・トワ)あなたと共に)のように使う。カップルというのは、日本では使い古された外来英語ではないか。よほどアヴェックのほうが、お洒落だ。と、わたしがどう抗弁しても、通らないらしい。

▼わたしもついつい、「衣文かけ(えもんかけ)」と言ってしまうことが、家ではあるのだが、そこまでとは言わない。が、あまりにあまりというものだ、という死語化のケースがある。

▼「匙(さじ)」をスプーンと言わなければ笑われる。「コーヒー茶碗」をコーヒーカップと言わなければ笑われる。「マニキュア」をネイルと言わなければ、笑われる。冗談ではないのだ。

▼「チラシ」と言って笑われて、フライヤーでしょ、と笑われると、正直顔面を百回くらい殴りつけてやりたくなるわたしがいる。

▼いまや存在しないもの、ほとんど目につかず、使われることもない、というものならまだわかる。しかし、難しいのは、習慣というやつだ。

▼たとえば、昔テレビというものは、チャンネルがダイヤル式だった。古くなると、ダイヤル調節部分が、すっぽ抜けたりして、「おおっと」と青くなったものだ。

▼だから、わたしの世代は、つい「チャンネルを回す」と言ってしまう。今、それがリモコンになり、チャンネルを変えると言うべきであることは、百も承知なのだが、ついつい回すと言ってしまう。これは、ほとんど習慣であるから、直すのが結構むずい。

▼「煙草(たばこ)をのむ」という言い方もそうだ。わたしもたまにこれが出る。両親が始終そう言っていたからだ。今の人に「たばこをのむって、どーいうこと?」と言われてしまうだろう。

▼おそらく、今、「台所」と言う頻度が少なくなっているのではないだろうか。キッチンと言うのが普通なんだろう。そういえば、なんだか「ずぼん」という言葉をトンと聞かないような気がするのだ。もしかしたら、世の中、男も女も「パンツ」呼ぶようになっているかもしれない、とだんだん怖くなってくる。それなら、男の「下着としてのパンツ」はなんと呼んでいるのだろう。まさか女と同じ「パンティ」ではないだろうな。

▼そもそもである。家内がこの前、(おそらく見るに見かねてだろうが)穴だらけのパンツ(男用の下着としてのパンツである)しかないのに気が付き、気を利かして買ってきてくれたのだが、超激安投げ売りのパンツのセットであった。ところが、見て驚いたのは、「あそこ」に「あれ」を出す穴が開いていないのだ。しかもぱっつんぱっつんのトランクスタイプ。ゆるいトランクスをよくつかうので、トランクス自体は良いのだが、穴無は大問題である。

▼「これじゃあ使えないじゃないか」と文句を言ったら、「横から出せばいいじゃん。今若い人はみんなそれだよ」だと。冗談ではない。わたしをぴちぴちの若者といっしょにしてくれるな。ということで、使っていない。

▼いろんなところで、わたしはどんどん時代に取り残されているような気がしてきた。つい先日も、わたしが会話の中で、冗談で「そだね~」とやったら、非常に寒い冷笑にさらされた。聞けば「もうそれは、古い」んだそうだ。愕然である。つい、先月の話題ではないか。一か月でわたしは浦島太郎である。

▼ということで、本日は手抜きをして、この死語リストを一挙公開といこう。といっても、ネットでパクってきたものなので、ご内密に。

▼まあ、暇な人間というものはいるもので、「ハズカシ度数」というのがあったのだ。この言葉を使うとどのくらい恥ずかしいかというランキングなのだ。
ざっと、パクって列挙してみると、次のようになる。一応、画像化したので、
http://chart.masudaasi.com/images/238322/21.pdf
こちらをクリックしてください。

▼ちなみに、このサイトによると、今後「死語化」が予想される言葉は、以下の通りだそうである。

これ、マジヤバイ!
ありえねぇ~!
イケメン
ビミョー
うぜー!
キモい
キショい(わたしは、この意味を知らない)
キョドってる
いえーい!

増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長
松川行雄


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