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増田経済研究所『閑話休題』バックナンバー

【閑話休題】第284回・うんちくざんまい〜トリビアの‘るつぼ’ 後編

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【閑話休題】第284回・うんちくざんまい〜トリビアの‘るつぼ’ 後編

【日刊チャート新聞記事紹介】

[記事配信時刻:2014-04-25 15:17:00]

【閑話休題】第284回・うんちくざんまい~トリビアの‘るつぼ’ 後編

さて、昨日に引き続き、ネタ切れの幕間つなぎで、うんちくざんまい。ランダムに列挙する。

▼ナンバー銀行
ナンバー銀行とは、明治の旧銀行法時代に、紙幣発行を委託された一群の国立銀行である。ただ国立といっても、国営ということではない。あくまでも民間会社で、紙幣発行の権能を分与された地方銀行である。第一銀行から始まり、順番に第百五十三銀行まで全国で153行あった。現在も数字が残っているのは、3、4、16、18、77、82、105、114の8行だが、八十二銀行だけは第十九銀行と六十三銀行が合併したときに数字を足してつくられたもの。

▼日本に失業保険は無い。
現在の日本で失業保険というものをもらっている人は一人もいない。これは、1975年に失業保険という名称から雇用保険という呼び名に変更されているため。

▼信濃川は、長野に無い?
日本一長い川として知られる信濃川。信濃とは当然長野県のことだが、長野県に信濃川は流れてはいない。川は源流から河口までの間に名前が変わることが多く、信濃川の場合は、甲武信ヶ岳に生まれた清流が、下って千曲川となり、それが新潟県に入ったあたりから「信濃川」と呼ばれる川になるため。信濃川は367キロメートルで日本一の長さだが、正確にいうとそのうちの214キロメートルは千曲川ということになる。

▼自販機のコイン投入口。
自動販売機のコイン投入口には縦のものと横のものの2種類がある。タテのものは投入したコインが回転しながら落ちるので、確実かつスピーディーにコインが装置に転がり込む。
それに対して横のものはゆっくりすべりおちるので装置に転がり込むまでに時間がかかるが、自動販売機の内部スペースが節約できる特性がある。なので、タテのものは主に切符の券売機などに、横のものは缶ジュースやタバコなどの自販機にもちいられる。

▼サイコロ。
日本のあるサイコロメーカーが他社との差別化をはかるために赤くしたところ、売り上げが大幅に伸びたので、他の会社もそれを真似て「1」だけ赤くしたため。日本のメーカーが生産したものでも輸出用のサイコロは全て黒で塗られているので、1が赤で塗られたサイコロを見ることができるのは日本だけのようだ。

▼使い捨てカイロ。
使い捨てカイロを始めて発売したのは、お菓子メーカーのロッテ。これは、お菓子の中に入れる脱酸素剤の効果の大きいものを開発していた時に偶然発見されたため。

▼ビール瓶の容量。
ビールの大びんの容量は633mlと中途半端な量だが、これは1944年の酒税法改正に伴いビールびん1本の内容量を統一しなくてはならなくなったときに、全てのメーカーで使えるようにと、各社のうち最も少ない容量のものにあわせられたため。

▼将棋の駒の裏側。
将棋の歩の裏にはひらがなの「と」に似た文字が書かれているが、これはひらがなの「と」ではなく、漢字の「金」のくずし文字。同様に「銀」「桂」「香」の裏の文字も「金」をくずしたもの。

▼ストーブの給油ポンプ。
給油する際に、シュポシュポと空気を出して、灯油をくみ上げて使う、石油ストーブには欠かせないあのポンプの正式名称は「石油燃焼器具用注油ポンプ」。あれは、母親が一升瓶から醤油を小分けする時に便利なようにと、ドクター中松氏が考案したもの。

▼安全ピンの誕生。
安全ピンの発明者ウォルター・ハントは、恋人の父親に、「十日以内に千ドル稼げなければ結婚を許さないと言われたため、三時間ほど考えて安全ピンを発明した。結局そのアイデアを近くのリボン屋に千ドルで売ってしまい、その後爆発的に安全ピンが売れたが彼には一ドルも入らなかった。

▼オセロの誕生。
日本の長谷川五郎という人が、奥さんに囲碁を教えようとしたところ、難しくてなかなか覚えてもらえなかったので、囲碁のルールを簡単にした「はさみ碁」というものを教えたところ、非常に評判がよく、それが次第に広がっていったのがオセロの始まり。オセロという名前はシェイクスピアの四大悲劇の一つ「オセロ」から命名されたもの。

▼買ったばかりの鉛筆の先っぽ。
通常、買ったばかりの鉛筆の先は削られていないので、使用するときは自分で削らなければならない。一方、色鉛筆のセットは初めからすべて削られている。これは、鉛筆は一本ずつ使われるのに対して、色鉛筆は一度に多くを使用する場合が多いので、不便にならないように製造時にサービスとして削られているため。

▼体重計はわざと違っている。
日本国内で販売されている体重計には、「北海道型」「本州型」「沖縄型」の3タイプある。これは、赤道に近いほど自転による遠心力が大きく働き、重量計測に僅かなズレが生じるため。北海道型は本州型より43g軽く、沖縄型は47g重く表示されるようになっているそうだ。

▼「割り箸」の意味。
「割り箸」は、使う前に割るから割り箸と思われるかもしれないが、名前の由来は、木材を木の目に沿ってナタで縦に割って作られた事に由来する。

▼ランドセルの効用。
通常ランドセルはどれも小学生の体に似合わないほど厚みがあるが、これは、転倒時にランドセルがクッションとなり後頭部を守るように作られているため。

▼非常口のマーク。
日本の研究者がデザインし、今や世界中で使われている非常口のマーク。この非常口のマークは緑地の物と、白地の物の二種類ある。この区別は、緑の物は非常口そのものを、白の物は非常口への通路を示している。

▼降水確率ゼロか、それともレイか?
テレビの天気予報などでは降水確率0%の事を、ゼロ%とは言わず、レイ%という。これは、ゼロが「全く無いこと」をさすのに対して、レイには「極めて小さい」という意味もあるため。

▼北枕で寝るべし。
頭を北に向けて寝る北枕は縁起が悪いとされているが、科学的にみると北に頭を向ける事は地球の磁気を取り込みやすくなり、その結果安眠につながるといわれている。

▼タイの首都「バンコク」の正式名称。
「バンコク」は外国人がつけたもので、当地の人はクルンテープと呼ぶが、これは略称で正式名称はなんと、「クルンテープ・マハーナコーン・アモーン・ラタナコーシン・マヒンタラーユタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラッタナ・ラーチャターニー・ブリーロム・ウドム・ラーチャニウェート・マハーサターン・アモーンビーマン・アワターンサティト・サッカタットティヤ・ウィサヌカム・プラシット」。タイ人でもまともに全部言える人がいるのだろうか。

▼ピカソのフル・ネーム。
絵画の巨匠、ピカソのフルネームは「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランチスコ・ド・ポール・ジャン・ネボムチェーノ・クリスバン・ クリスピアノ・ド・ラ・ンチシュ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ」だが、あまりにも長いため本人でさえも覚えていなかった。

▼日本の姓名の確率。
名字の種類は約29万種類(漢字とさらに読み方でも分類した場合)で、名前は約630万種類(第百生命調べ)。ちなみに確率的にいえば「サトウ・ケイコ」さんが約2万2千人で日本で一番多い計算になる。

▼西洋の苗字。
西洋の名字は一般に職業に由来するものが多いといわれている。
☆スミスさん=カジ屋さん
☆ミラーさん=粉屋さん
☆クーパーさん=桶屋さん
☆テイラーさん=洋服屋さん
☆ワーグナーさん=車大工さん
☆シューマンさん=靴屋さん
☆フォスターさん=ハサミ職人さん
☆サッチャーさん=屋根屋さん

▼二葉亭四迷の由来。
「浮雲」などで知られる日本の近代小説の祖「二葉亭四迷」。これはペンネームだが、これは父親に、「お前のようなやつは、くたばってしめえ」と怒られた言葉に由来する。

▼首都と州都。
アメリカ合衆国の首都はニューヨーク市ではなくワシントンDCだが、ニューヨーク州の州都もニューヨーク市ではなく、ニューヨーク市から北へ約230kmほどの場所にあるオルバニー市。

▼男女の記号。
男性を表すマークの♂は、ギリシャ神話にでてくる神「マルス」の持つ槍と盾を合体して記号化したもの。女性を表すマークの♀は、美の女神「ビーナス」が持っていた鏡を記号化したもの。

▼品川。
品川駅の住所は、品川区ではなく港区にあるが、品川駅から南下した次の駅の名前はなぜか「北品川駅」。江戸時代からの、いわゆる「品川宿」から見ると、北にあるためだろうと思う。

▼摩周湖は、水たまり。
日本一の透明度を誇る摩周湖だが、「水源とする河川が無い」という理由で国土交通省名義では、湖としての登記がされていない。同様に「樹木が無い」という理由で農水省でも登記されなかったため、法律上は「大きな水たまり」。

▼蝶と蛾の違い。
美しいイメージのある「蝶」と、あまり人から好かれることのない「蛾」、対照的な扱いを受ける事の多い蝶と蛾だが、学問的にいうとどちらも鱗翅目に属する昆虫で、両者に明確な区別はない。

▼非行と不良の違い。
厳密にいえば「非行」と「不良」では「非行」の方が意味は重く、「今後も罪をおかすおそれがある」と警察に判断された時に非行とされ、そうでない場合は不良となる。

▼「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違い。
原料や製造法に関していえばシャンパンとスパークリングワインは全く同じものだ。フランスのシャンパーニュ地方で栽培された葡萄を用い、シャンパン方式で造られたスパークリングワインのことを特にシャンパンという。ちなみに、シャンパンをはじめて生産した人はドン・ペリニヨン(ドンペリ)。

▼赤味噌と白味噌。
赤味噌は大豆を蒸してつくり、白味噌は大豆をゆでて作る。このため、白味噌は色のつく成分が溶け出してしまうので色が付かない。

▼WHISKEYとWHISKY。
ウイスキーのアルファベット表記には 「WHISKY」と「WHISKEY」の二通りがあり、「WHISKY」はスコットランドのお酒「スコッチ」をさし、KとYの間にEがある「WHISKEY」は、アイルランドのお酒をあらわしている。

増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長
松川行雄



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