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増田経済研究所『閑話休題』バックナンバー

【閑話休題】第445回・地震の日柄計算

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【閑話休題】第445回・地震の日柄計算

【閑話休題】

[記事配信時刻:2016-11-18 16:01:00]

【閑話休題】第445回・地震の日柄計算

▼11月14日、68年ぶりというスーパームーンは、結構話題になった。一番月が地球に接近するということで、最も巨大な満月にお目にかかれる日だったのだ。

▼このスーパームーンの前後には、自然災害が発生するといわれるジンクスがある。実際
(日本時間)13日午後8時すぎ、ニュージーランドでM7.8の地震が発生した。震源の深さはおよそ23キロ、ニュージーランドの南島にあるクライストチャーチから北北東に約93キロ離れた場所が震源地と見られている。

▼環太平洋火山帯は、太平洋をぐるりと取り囲むように存在し、日本列島はもとより、フィリピン、パプアニューギニア・ニューブリテン島、トンガ、メキシコ、チリなどの火山噴火と地震は、すべて環太平洋火山帯の上で起きている。

▼そして、今回地震が発生したニュージーランドも例外ではない。例によって、こうした自然災害に関しては、都市伝説化しがちな「予言」がつきものだ。今回のニュージーランドの地震でも、事前に予言がなされていたという話があちこちで、地震発生後に話題になっている。

▼ヤフーなどのネットニュースで、それよりもっと確実性の高い分析が紹介されていたので、ここで引用しながら注意喚起しておこう。

▼地震というのは、相場と同じで、警戒するに越したことはないのだ。仮にそれが起こらなかった(当たらなかった)ら、それはそれで危機が去ったわけだから、またやり直せばいいだけである。しかし、無防備状態の中で、もし「リスク」が本当に発生してしまったら、目も当てられない。

▼実は、よく指摘される点だが、ニュージーランドでM6前後以上の大きな地震が発生した場合、その後、ある一定の日柄を経過したところで、日本列島とその周辺で大規模地震が「玉突き」のように発生してきた、という事実があるのだ。その記事に掲載されていた過去の両者の時系列な比較を表にまとめてみたので、ここでアップしてみる。

(ニュージーランドと日本の地震の時間差)

▼この一覧リストによると、かなり時間差にはばらつきがあるものの、確実に日本で玉突き的な地震が発生していることがわかる。その確率は100%であるというのが怖い。

▼そこで、一覧にある通り、わたしが両者の時間差を算出してみたところ、図表のように、一番早くて11月17日、一番遅くて来年1月21日であり、過去の事例から言えば、おおよそこのタイムラグの中で危険日の目安が立つ。幸い、一番早いタイミングとして想定された11月17日には、何もなかった。

▼全部のデータを平均すると、中心的な時間軸は12月12日だ。データによると、時間差が1か月以内の短い場合と、それ以上の長い場合とがあるので、それぞれの時間差の平均でみると、図表のように、11月26日と来年1月3日という目安も算出される。

▼合計で5種類の日取りが想定されることになる。こういうものが、当たるわけもないのだが、具体的な目安があるだけで、人間というものは用心のしようがある。

▼たとえば、我が家で言えば、一番下の小学生の坊主には、飯を食いながら、「大地震にやられたら、絶対に家に帰ってくるな。」といつも言っている。家のほうが危ないのだ。旧宅マンションであり、年代物だけに耐震設計の「た」の字も無い。間違いなく一階の我が家は潰される。

▼したがって、学校や学童クラブなどでお父さんやお母さんが迎えにいくまで、じっと待て、と言っているのだ。もっともみな家にいる、それも寝静まった時間帯なら、もはや万事休すだが。一家全滅ならそれはそれで諦めもつくというものだ。

▼それぞれの家庭で、それぞれの事情があるはずだ。こんな「当たるかどうかもわからない、データの付き合わせ」でも、ネタとしては十分家族内で盛り上がれる。そして、万が一のときに、誰がどこでどうするのか、というコンセンサスを構築することができるのだ。案外、こうしたことも、馬鹿にはできないのである。本当に相場も同じなのだ。もし、万が一こうなってしまったら、というときに、あらかじめ選択肢を決めておけば、正直迷うことはない。

増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長
松川行雄



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