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増田経済研究所『閑話休題』バックナンバー

【閑話休題】第446回・アメリカの戦争

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【閑話休題】第446回・アメリカの戦争

【閑話休題】

[記事配信時刻:2016-11-25 16:09:00]

【閑話休題】第446回・アメリカの戦争

▼1776年の独立以来、アメリカは239年間のうち、222年間戦争をしてきた。戦争が無かった年は、わずかに12年間にすぎない。こういうのをデータにするのが好きな人というものがいるもので、そのサイトから拝借してきた。以下にとにかく列挙してみる。

1776 - アメリカ独立戦争、チカマウガ戦争、第二次チェロキー戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争
1777 - アメリカ独立戦争、チカマウガ戦争、第二次チェロキー戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争
1778 - アメリカ独立戦争、チカマウガ戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争
1779 - アメリカ独立戦争、チカマウガ戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争
1780 - アメリカ独立戦争、チカマウガ戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争
1781 - アメリカ独立戦争、チカマウガ戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争
1782 - アメリカ独立戦争、チカマウガ戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争
1783 - アメリカ独立戦争、チカマウガ戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争
1784 - チカマウガ戦争、ペナマイト・ヤンキー戦争、オコニー戦争
1785 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1786 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1787 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1788 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1789 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1790 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1791 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1792 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1793 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1794 - チカマウガ戦争、北西インディアン戦争
1795 - 北西インディアン戦争
1796 - 大規模戦争無し
1797 - 大規模戦争無し
1798 - 擬似戦争(対仏海上戦)
1799 - 擬似戦争
1800 - 擬似戦争
1801 - 第一次バーバリ戦争
1802 - 第一次バーバリ戦争
1803 - 第一次バーバリ戦争
1804 - 第一次バーバリ戦争
1805 - 第一次バーバリ戦争
1806 - サビーネ遠征
1807 - 大規模戦争無し
1808 - 大規模戦争無し
1809 - 大規模戦争無し
1810 -スペイン領西フロリダを占領
1811 - テカムセの戦争
1812 - 米英戦争、テカムセの戦争、セミノール戦争
1813 - 米英戦争、テカムセの戦争、ピオリア戦争、クリーク戦争
1814 - 米英戦争、クリーク戦争、アメリカ、フロリダ内で領土拡張、海賊掃討作戦
1815 - 米英戦争、第二次バーバリー戦争、海賊掃討作戦
1816 - 第一次セミノール戦争、海賊掃討作戦
1817 - 第一次セミノール戦争、海賊掃討作戦
1818 - 第一次セミノール戦争、海賊掃討作戦
1819 - イエローストーン遠征、海賊掃討作戦
1820 - イエローストーン遠征、海賊掃討作戦
1821 - 海賊掃討作戦 (上の注を参照)
1822 - 海賊掃討作戦 (上の注を参照)
1823 - 海賊掃討作戦、アリカラ戦争
1824 - 海賊掃討作戦
1825 - イエローストーン遠征、海賊掃討作戦
1826 - 大規模戦争無し
1827 - ウィニベイゴ戦争
1828 - 大規模戦争無し
1829 - 大規模戦争無し
1830 - 大規模戦争無し
1831 - サック・インディアン、フォックス・インディアン戦争
1832 -ブラック・ホーク戦争
1833 - チェロキー・インディアン戦争
1834 - チェロキー・インディアン戦争、パウニ・インディアン領作戦
1835 - チェロキー・インディアン戦争、セミノール戦争、第二次クリーク戦争
1836 - チェロキー・インディアン戦争、セミノール戦争、第二次クリーク戦争、ミズーリ-アイオワ国境戦争
1837 - チェロキー・インディアン戦争、セミノール戦争、第二次クリーク戦争、オセイジ・インディアン戦争、バックショット戦争
1838 - チェロキー・インディアン戦争、セミノール戦争、バックショット戦争、ヘザリー・インディアン戦争
1839 - チェロキー・インディアン戦争、セミノール戦争
1840 - セミノール戦争、アメリカ海軍、フィジー諸島侵略
1841 - セミノール戦争、アメリカ海軍、マッキンー島、ギルバート島と、サモア侵略
1842 - セミノール戦争
1843 - アメリカ軍、中国と衝突、アメリカ軍、アフリカ海岸を侵略
1844 - テキサスのインディアン戦争
1845 - テキサスのインディアン戦争
1846 - 米墨戦争、テキサスのインディアン戦争
1847 - 米墨戦争、テキサスのインディアン戦争
1848 - 米墨戦争、テキサスのインディアン戦争、カイユース戦争
1849 - テキサスのインディアン戦争、カイユース戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い
1850 - テキサスのインディアン戦争、カイユース戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、ユマ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、ピット・リバー遠征
1851 - テキサスのインディアン戦争、カイユース戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、ユマ戦争、ユタのインディアン戦争、カリフォルニアのインディアン戦争
1852 - テキサスのインディアン戦争、カイユース戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、ユマ戦争、ユタのインディアン戦争、カリフォルニアのインディアン戦争
1853 - テキサスのインディアン戦争、カイユース戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、ユマ戦争、ユタのインディアン戦争、ウォーカー戦争、カリフォルニアのインディアン戦争
1854 - テキサスのインディアン戦争、カイユース戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争
1855 - セミノール戦争、テキサスのインディアン戦争、カイユース戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、ヤキマ戦争、ウィナス遠征、クリッキタット戦争、ピュージェット・サウンド戦争、ローグ川戦争、フィジー諸島とウルグアイへの侵略。
1856 - セミノール戦争、テキサスのインディアン戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、ピュージェット・サウンド戦争、ローグ川戦争、ティンティク戦争
1857 - セミノール戦争、テキサスのインディアン戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、ユタ戦争、ニカラグアで紛争
1858 - セミノール戦争、テキサスのインディアン戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、モハーヴェ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、スポーカン-クール・ド・エイリーン-パルース戦争、ユタ戦争、アメリカ軍、フィジー諸島とウルグアイへの侵略
1859 テキサスのインディアン戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、ペコス遠征、アンテロープ・ヒルズ遠征、ベア・リバー遠征、ジョン・ブラウン襲撃事件、パラグアイ攻撃、メキシコ侵略
1860 - テキサスのインディアン戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアののインディアン戦争、パイユート戦争、カイオワ・コマンチ戦争
1861 -南北戦争、テキサスのインディアン戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、シャイアン作戦
1862 -南北戦争、テキサスのインディアン戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、シャイアン作戦、1862年、ダコタ戦争
1863 -南北戦争、テキサスのインディアン戦争、南西インディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、シャイアン作戦、コロラド戦争、ゴシュート戦争
1864 -南北戦争、テキサスのインディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、シャイアン作戦、コロラド戦争、スネーク戦争
1865 -南北戦争、テキサスのインディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、コロラド戦争、スネーク戦争、ユタ・ブラック・ホーク戦争
1866 - テキサスのインディアン戦争、ナバホ戦争、アパッチ戦争、カリフォルニアのインディアン戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い、スネーク戦争、ユタ・ブラック・ホーク戦争、レッド・クラウド戦争、フランクリン郡戦争、アメリカ、メキシコ侵略
1867 - テキサスのインディアン戦争、ロング・ウォーク・オブ・ナバホ、アパッチ戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い、スネーク戦争、ユタ・ブラック・ホーク戦争、レッド・クラウド戦争、コマンチ戦争、フランクリン郡戦争、アメリカ軍、ニカラグアを占領し、台湾を攻撃。
1868 - テキサスのインディアン戦争、ロング・ウォーク・オブ・ナバホ、アパッチ戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い、スネーク戦争、ユタ・ブラック・ホーク戦争、レッド・クラウド戦争、コマンチ戦争、ウォシタ川の戦い、フランクリン郡戦争
1869 - テキサスのインディアン戦争、アパッチ戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い、ユタ・ブラック・ホーク戦争、コマンチ戦争、フランクリン郡戦争
1870 - テキサスのインディアン戦争、アパッチ戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い、ユタ・ブラック・ホーク戦争、コマンチ戦争、フランクリン郡戦争
1871 - テキサスのインディアン戦争、アパッチ戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い、ユタ・ブラック・ホーク戦争、コマンチ戦争、フランクリン郡戦争、キングスリー洞窟の虐殺、アメリカ軍、朝鮮侵略
1872 - テキサスのインディアン戦争、アパッチ戦争、ユタのブラック・ホーク戦争、コマンチ戦争、モードック戦争、フランクリン郡戦争
1873 - テキサスのインディアン戦争、コマンチ戦争、モードック戦争、アパッチ戦争、サイプレス・ヒルズの虐殺、アメリカ軍、メキシコ侵略
1874 - テキサスのインディアン戦争、コマンチ戦争、レッド・リヴァー戦争、メーソン郡戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
1875 - メキシコでの紛争、テキサスのインディアン戦争、コマンチ戦争、東ネヴァダ、コルファクス郡戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
? ? 1876 - テキサスのインディアン戦争、ブラックヒルズ戦争、メーソン郡戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
1877 - テキサスのインディアン戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い、ブラックヒルズ戦争、ネズ・パース戦争、メーソン郡戦争、リンカーン郡戦争、サン・エリザリオ塩戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
1878 - パイユート・インディアン紛争、バノック戦争、シャイアン戦争、リンカーン郡戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
1879 - シャイアン戦争、シープイーター・インディアン戦争、ホワイト・リバー戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
1880 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1881 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1882 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1883 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1884 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1885 - アパッチ戦争、東ネヴァダ遠征、アメリカ軍、メキシコ侵略
1886 - アパッチ戦争、プレザント渓谷戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
1887 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1888 -アメリカの対ハイチ威嚇行動、アメリカ軍、メキシコ侵略
1889 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1890 - スー・インディアン戦争、第1騎兵隊とインディアンの小競り合い、ゴースト・ダンス戦争、ウンデット・ニーの虐殺、アメリカ軍、メキシコ侵略
1891 - スー・インディアン戦争、ゴースト・ダンス戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
1892 - ジョンソン・カンティ戦争、アメリカ軍、メキシコ侵略
1893 -アメリカ軍、メキシコとハワイ侵略
1894 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1895 -アメリカ軍、メキシコ侵略、バノック・インディアン騒乱
1896 -アメリカ軍、メキシコ侵略
1897 - 大規模戦争無し
1898 - 米西戦争、リーチ湖の戦い、チペワ・インディアン騒乱
1899 -米比戦争、バナナ戦争
1900 -米比戦争、バナナ戦争
1901 -米比戦争、バナナ戦争
1902 -米比戦争、バナナ戦争
1903 -米比戦争、バナナ戦争
1904 -米比戦争、バナナ戦争
1905 -米比戦争、バナナ戦争
1906 -米比戦争、バナナ戦争
1907 -米比戦争、バナナ戦争
1908 -米比戦争、バナナ戦争
1909 -米比戦争、バナナ戦争
1910 -米比戦争、バナナ戦争
1911 -米比戦争、バナナ戦争
1912 -米比戦争、バナナ戦争
1913 -米比戦争、バナナ戦争、ニュー・メキシコ・ナバホ戦争
1914 - バナナ戦争、アメリカ、メキシコ侵略
1915 - バナナ戦争、アメリカ、メキシコ侵略、コロラド・パイユート戦争
1916 - バナナ戦争、アメリカ、メキシコ侵略
1917 - バナナ戦争、第一次世界大戦、アメリカ、メキシコ侵略
1918 - バナナ戦争、第一次世界大戦、アメリカ、メキシコ侵略
1919 - バナナ戦争、アメリカ、メキシコ侵略
1920 - バナナ戦争
1921 - バナナ戦争
1922 - バナナ戦争
1923 - バナナ戦争、ポウジー戦争
1924 - バナナ戦争
1925 - バナナ戦争
1926 - バナナ戦争
1927 - バナナ戦争
1928 - バナナ戦争
1930 - バナナ戦争
1931 - バナナ戦争
1932 - バナナ戦争
1933 - バナナ戦争
1934 - バナナ戦争
1935 - 大規模戦争無し
1936 - 大規模戦争無し
1937 - 大規模戦争無し
1938 - 大規模戦争無し
1939 - 大規模戦争無し
1940 - 大規模戦争無し
1941 - 第二次世界大戦
1942 - 第二次世界大戦
1943 - 第二次世界大戦
1944 - 第二次世界大戦
1945 - 第二次世界大戦
1946 - 冷戦 (アメリカ、フィリピンと韓国を占領)
1947 - 冷戦 (アメリカ韓国占領、アメリカ軍、共産党と戦う為、ギリシャ上陸)
1948 - 冷戦 (アメリカ軍、対共産党戦で、中国国民党を支援)
1949 - 冷戦 (アメリカ軍、対共産党戦で、中国国民党を支援)
1950 - 朝鮮戦争、ジャユガ蜂起
1951 - 朝鮮戦争
1952 - 朝鮮戦争
1953 - 朝鮮戦争
1954 - グアテマラでの秘密戦争
1955 - ベトナム戦争
1956 - ベトナム戦争
1957 - ベトナム戦争
1958 - ベトナム戦争
1959 - ベトナム戦争、ハイチ紛争
1960 - ベトナム戦争
1961 - ベトナム戦争
1962 - ベトナム戦争、冷戦 (キューバ・ミサイル危機;アメリカ海兵隊、タイで共産党と戦闘)
1963 - ベトナム戦争
1964 - ベトナム戦争
1965 - ベトナム戦争、アメリカによるドミニカ共和国占領略
1966 - ベトナム戦争、アメリカによるドミニカ共和国占領略
1967 - ベトナム戦争
1968 - ベトナム戦争
1969 - ベトナム戦争
1970 - ベトナム戦争
1971 - ベトナム戦争
1972 - ベトナム戦争
1973 - ベトナム戦争、第四次中東戦争で、アメリカはイスラエルを支援
1974 - ベトナム戦争
1975 - ベトナム戦争
1976 - 大規模戦争無し
1977 - 大規模戦争無し
1978 - 大規模戦争無し
1979 - 冷戦 (アフガニスタンでのCIA代理戦争)
1980 - 冷戦 (アフガニスタンでのCIA代理戦争)
1981 - 冷戦 (アフガニスタンとニカラグアでのCIA代理戦争)、第一次シドラ湾事件
1982 - 冷戦 (アフガニスタンとニカラグアでのCIA代理戦争)、レバノン紛争
1983 - 冷戦 (グレナダ侵略、アフガニスタンとニカラグアでのCIA代理戦争)、レバノン紛争
1984 - 冷戦 (アフガニスタンとニカラグアでのCIA代理戦争)、ペルシャ湾紛争
1985 - 冷戦 (アフガニスタンとニカラグアでのCIA代理戦争)
1986 - 冷戦 (アフガニスタンとニカラグアでのCIA代理戦争)
1987 - ペルシャ湾紛争
1988 - ペルシャ湾紛争、アメリカ、パナマ占領
1989 - 第二次シドラ湾事件、アメリカ、パナマ占領、フィリピン紛争
1990 - 第一次湾岸戦争、アメリカによるパナマ占領
1991 - 第一次湾岸戦争
1992 - イラク紛争
1993 - イラク紛争
1994 - イラク紛争、アメリカ、ハイチ侵略
1995 - イラク紛争、アメリカのハイチ侵略、NATOのボスニア、ヘルツェゴビナ爆撃
1996 - イラク紛争
1997 - 大規模戦争無し
1998 - イラク爆撃、アフガニスタンとスーダンへのミサイル攻撃
1999 - コソボ戦争
2000 - 大規模戦争無し
2001 - アフガニスタン対テロ戦争
2002 - アフガニスタンとイエメンで対テロ戦争
2003 - アフガニスタンとイラクで対テロ戦争
2004 - アフガニスタン、イラク、パキスタンと、イエメン対テロ戦争
2005 - アフガニスタン、イラク、パキスタンと、イエメン対テロ戦争
2006 - アフガニスタン、イラク、パキスタンと、イエメン対テロ戦争
2007 - アフガニスタン、イラク、パキスタン、ソマリアと、イエメン対テロ戦争
2008 - アフガニスタン、イラク、パキスタンと、イエメン対テロ戦争
2009 - アフガニスタン、イラク、パキスタンと、イエメン対テロ戦争
2010 - アフガニスタン、イラク、パキスタンと、イエメン対テロ戦争
2011 - アフガニスタン、イラク、パキスタン、ソマリアと、イエメンで対テロ戦争; リビアでの紛争(リビア内戦)
2012 - アフガニスタン、イラク、ソマリア、シリアとイエメンで対テロ戦争
2013 - アフガニスタン、イラク、ソマリア、シリアとイエメンで対テロ戦争
2014 - アフガニスタン、イラク、ソマリア、シリアとイエメンで対テロ戦争、ウクライナ内戦
2015 -ソマリア、シリアとイエメンで対テロ戦争、ウクライナ内戦

▼そもそも、アメリカが10年連続で非戦を通したことは、歴史上一度もないのだ。5年間、戦争せずに何年も過ごしたのは、1935年から1940年の、大恐慌直後だけだ。この大恐慌のダメージがニューディール政策をしてもなにをしても回復せず、地盤沈下したままの時期である。その苦境を打破するために始めたのが、1941年の第二次大戦である。アメリカは、当時間違いなく戦争を欲したのだ。戦争無しに存続できない国なのである。

(独立以来の米国が戦争を行った年数比率)

▼こうしてみると、左翼の連中がことさらアメリカを目の敵にするというのも、心情的にはわかるような気がする。とくに20世紀以降は、ほとんどすべての戦争にアメリカが関与している。

▼今回、トランプ大統領が誕生する運びになって、いわゆる防衛軍事銘柄が日本でもずいぶんと上昇した。筆頭の三菱重工業7011や三菱電機6503などから、小型では新明和工業7224に至るまで、そろいぶみで相場になった。

▼たまたま、わたしが、この日本の防衛軍事銘柄が、目先短期でいったん買い一巡となるとしたら、先導する米国の防衛軍事銘柄がシグナルになるのではないか、と思って調べてみたのだ。

▼ところが意外な事実に当惑してしまった。日本の防衛軍事銘柄はなるほど、大統領選挙前、一時トランプ優勢という世論調査が報道されていた時分から動意づいてきた。一方、アメリカの指標となる防衛軍事銘柄は、そうではない。

▼なんと指標銘柄はいずれも、4年にわたって大相場で上昇、史上高値更新となっているおのだ。

(ノースロップ・グラマン)

この会社は、無人偵察機グローバルホーク、艦上戦闘機F14-トムキャットや、航空母艦、原子力潜水艦などで有名だ。2013年春ごろから動意づき、なんと直近で3.9倍。

(ロッキード・マーチン)

この会社は、売上の80%が軍事産業である。F16-ステルス戦闘機で有名だ。同じ時期に、株価は2.9倍である。

(レイセオン)

このレイセオンは電子レンジを開発したことで有名だが、いわゆる巡航ミサイルのトマホークや、地対空ミサイルのパトリオットで有名だ。つまり戦争で一番儲かる消耗品だ。

(ジェネラル・ダイナミクス)

この会社は、もともとF-16ステルスを開発した経緯がある(現在はロッキード)。主力製品は、潜水艦、M型戦車、装甲車ストライカー、あるいはガトリングガン(日本では、バルカン砲と呼ばれることが多い)などで有名だ。これも同時期に2.5倍。

▼これらに及ばないものの、B29などの爆撃機で軍事部門をかつてスタートさせたボーイングも、現在は戦闘ヘリのアパッチや、F-15イーグル、あるいはオスプレイなどで活躍している。このボーイングは、上記の銘柄群ほどではないが(大型旅客機が主力商品であるため)、それでも同期間に株価は1.9倍である。

▼いずれも大相場といってもいい。この間、アメリカの国防予算は、減らされてそのまま横這い。2015年にはさらに減っているくらいだ。にもかかわらず、この株価である。

▼オバマ政権では、目立った大戦争はしていない。シリア内線にはずっと関与し続けており、ISとの対テロ戦争はずっと行っている。が、アメリカが本腰を入れて戦っているわけではない。戦場には主役が歴と存在しており、アメリカはそれを支援しているだけだ。もっとも、その割には、防衛軍事銘柄の株価は、第一次、第二次湾岸戦争当時の高値を遥かに抜き去っているというのが、不気味である。

▼一体、なにかを予兆しているのだろうか。巷で騒いだ「トランプ大統領誕生なら、核戦争になる」というバカげた話は真に受ける必要はない。しかし、確実にアメリカは直接的な大規模戦争をしばらくしていないだけに、戦争を欲しているという気はする。ミサイルや弾薬・爆弾など、消耗品に関連している軍産共同体はそれこそ我慢がならない状況だろう。

▼そこで意外な銘柄が登場した。隣に座っている澤部所員が、まったく違う筋の話をしたのだ。それは、トランプ政権(予定)のペンス副大統領に関してのことだ。彼は、インディアナ州の知事だった。

▼インディアナ州には、トヨタ自動車の最大規模の工場はじめ、富士重工など日本企業がかなり現地生産をしている。そこに、ダイキン工業6367がある。

▼そして、まったく別の日に、澤部所員が現在防衛省と取引のある日本企業一覧をチェックしていたところ、ダイキン工業が入ってきていたのだ。話がつながってきた。

▼ダイキン工業というと、いかにも空調設備の会社のようなイメージが強い。しかし、防衛省に納入してきたものは、弾薬である。

▼確かに四季報などを見ると、「特機部門」と称して、「各種砲弾、弾頭、信管」を製造しているのだ。もちろん、「空調・冷凍機」が売り上げの89%を占めているから、この「特機部門」が大きいわけではない。ただ、利益率は想像するに、ボロ儲けのはずだ。つまり粗利が大きいはずなのだ。

▼ちなみに、ダイキン工業のロング・チャートを見てみる。すると、驚くべきことに、スタート時点も足掛け4年というもの、ロッキードその他米防衛軍事銘柄と、同じチャートではないか。ダイキン工業は、しかも、この間4.8倍の大波動である。ただの空調なのか。それとも、もっと別のシナリオが進行しているのか。確かに気になる符号である。

(ダイキン6367 ロングチャート)

日本でも防衛軍事関連銘柄がこのところ動いてきているが、大きいところでは、三菱重工、川崎重工、三菱電機、富士重工などから、小型では新明和工業に至るまで、意外に相場でケチがつきにくいカテゴリーと化してきているのも、興味深い。

増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長
松川行雄



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