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増田経済研究所『閑話休題』バックナンバー

【閑話休題】第298回・ニュートリノ

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【閑話休題】第298回・ニュートリノ

【日刊チャート新聞記事紹介】

[記事配信時刻:2014-05-20 15:15:00]

【閑話休題】第298回・ニュートリノ

▼アルゼンチンのパタゴニア地方で、このほど世界最大と見られる恐竜の化石が見つかった。9500万年前の白亜紀に生息した「新種」である。草食で長い首と尾。体長40m、体重は80tほどと推計。アフリカ像14頭分に相当する。英BBC放送によると、7階建てビルの高さだという。

▼いったいそんな大きさで、自重に耐えられたのだろうか。そもそも、映画「ジュラシックパーク」などに出てくるティラノサウルスなど、それまでの常識とずいぶん違っていて、ものすごいスピードで襲ってくる。昔のイメージでは、一様にゆっくりしたものだった。それはそうだろう。自重が大きすぎて、そうは簡単には体が動かない。

▼人間くらいの大きさの小動物でさえ、肥満になれば、もう足腰が耐えられずに歩行困難となってしまうくらいだ。いかに頑強な骨格や筋肉を持っていたとしても、大きくなればなるほど、その負担たるや、想像を絶する。

▼ところがこれには実は種あかしがある。恐竜が生きていたころの地球は今よりも、小さかったのだ。それに反比例して、諸動物の大きさは今よりはるかに大きかった。

▼太古のゴキブリは、なんと50cmくらいあったことが確認されている。なんと、高さ9mのキノコの化石が発見されているのだ。アフリカに、とんでもない大きさの人間の足跡の化石が発見されたことがあるが、巨人伝説もけして御伽噺の世界とは限らないのである。

▼ところがいまや、シロナガスクジラで30m級の固体だが、陸生生物ではアフリカ像で3.5mで最大。キリンの全高は5mを超えるが(最大記録5.79m)、現在陸上に10mを越えるような巨大動物は皆無である。

▼これをダーウィンの言うような進化と言えば進化なのだろうが、それを促したのが物理的要因だと言われているのだ。

▼たとえば、シロナガスクジラは、肺呼吸をしている。陸上にあげて水による浮力がなければ、自分の重さで呼吸もできずつぶれてしまうのだ。ましてや恐竜は言わずもがなである。

▼ポイントは地球の重力である。重力は、万有引力と遠心力との合力だ。万有引力というのは質量に比例するため、質量変化が起こらなければ変化することはない。遠心力に関して、地球の自転速度は徐々に遅くなっているため、遠心力は変化するが、それでも、万有引力の大きさに対して無視できる量の変化にすぎない。そのため、重力はほぼ一定であると普通仮説して考える。

▼ちょっと話がずれるが、もし「筋肉」が立方体のような形とすれば、一辺の2乗に比例する力しか出ない。それに対して、筋肉の重さは体積なので、一辺の3乗に比例する。要するに、でかくなればなるほど、筋肉の重さが多くなる。そのように計算すると、だいたい筋肉という物質が支えられる重さは40トン程度といわれる。

▼これに対して、先の恐竜の自重が80tである。ここに矛盾が生じる。歩けやしないのである。そのため、重力が現在と全然違ったのではないかという仮説が出てきたのだ。重力が軽ければ、筋肉で支えられる。

▼ここに、いわゆる「地球膨張仮説」が生まれたわけだ。喧々諤々の議論の末、かなり「地球膨張仮説」は旗色が悪い。この仮説は、何億年も前の恐竜の時代と今では、地球の重力が大きく違ったはずだ、という見方をしている。さもなければ、恐竜があそこまで巨大化できる理由が見つからないのだ。

▼しかし、地球が何かを取り込まない限り、地球の質量は増加しない。そして、その源として唯一考えられるのは宇宙である。かつて、宇宙からエーテルを取り込んでいるという議論がなされた、エーテルが質量の源であるとはもはや誰も考えていない。アインシュタインがエーテルの必要性を否定したからである。

▼ところが、別の粒子が新たに発見されたのだ。それは、星の核融合反応で誕生する。つまり、太陽でも生まれている。それが、「ニュートリノ」である。

▼「ニュートリノ」は電荷を帯びておらず、質量もほとんどないため、地球に何の影響も残さずすり抜けていく。最新の研究によると太陽から地球にやってくるニュートリノの数は親指の爪ほどの面積に対し、毎秒600億個である。

▼宇宙や太陽から地球に入ってくるニュートリノ放射が地球の核に吸収され、物質に変わっているということだ。この理論は正統派の科学者にとって異端である。この「ニュートリノ・パワー」によれば、地球膨張を説明できるばかりでなく、質量の増加も説明できる。それどこか、現代物理学を根本から覆してしまう可能性がある。

▼以前、真空状態の中で金魚を飼育したところ、3倍にも、5倍にもなったという米国での実験を聞いたことがあるが、あれは本当なのだろうか。

増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長
松川行雄



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